屋根よ~り~た~か~い鯉の~ぼ~り~♪
端午の節句といえばこの歌ですよね?
もっとも、最近は都会に住んでいると、なかなかそんなに大きな鯉のぼりを見ることはなくなりました。
今は、ベランダに配置できる1mほどのものや、室内用の小さなものを飾るのが主流なようです。
なので、今回紹介する「お手軽即席こいのぼり」も、都心でマンション暮らしをする管理人のような家族にはピッタリでした。
お手軽なので一度試してみてくださいね。
「こいのぼりの由来」と「なぜこいのぼりを飾るようになったのか」もしっかりと解説してますので、そちらも参考にしてみてくださいね~!
まずは、予備知識として「こいのぼりの由来」と「なぜ、飾るのか」について説明しますね。
こちらも興味深くておもしろいですよ。
子供に説明すると喜ぶこと間違いなしです!
こいのぼりの由来は?
こいのぼりは、天の神さまに男の子の誕生を知らせるための目印と言われます。
五色の吹き流しは五行説(ごぎょうせつ)に由来するもので、一般的に色は赤・青・黄・白・黒(紫)で、魔除けの意味があります。
もともと端午の節句は災いや病いを払う行事として続いてきました。
武士の力が強い時代には、武者人形を飾り、のぼり旗を立ててたくましく成長することを願いました。
このとき、庶民は、のぼり旗の代わりに「こいのぼり」を立てたんです。
鯉のぼりってなぜ飾るの?
鯉のぼりを飾る風習は江戸時代に始まりました。
鯉のぼりが立てられる前は、家紋をつけた旗指物や「鍾馗(しょうき)の像」を描いた幟(のぼり)を庭に立てていました。
それが、江戸時代になると、町人のあいだで「鯉が滝登りをするように勇ましく」という意味で鯉のぼりが立てられるようになったんです。
鯉というのは出世の象徴で、「登竜門」という言葉も、鯉が滝を登り切って竜になったという故事からうまれています。
このほかにも、鯉のぼりを立てるのは、神様に男の子の誕生を知らせ「この子を守ってください」とお願いするための目印としても掲げられていました。
江戸時代は、真鯉のみを空に泳がせていましたが、明治時代に入ると緋鯉が、昭和になると子どもの数だけ子鯉を立てるようになりました。
また、現在の鯉のぼりはナイロンやポリエステルなど、水に濡れても大丈夫な素材で作られていますが、江戸時代は和紙、大正時代は綿で作られていたため、雨が降らない時を見計らって飾られていたようです。
幟や鯉のぼりを立てる柱は、神様の依代(よりしろ)として立てる卯月八日(うづきようか)の「天道花(てんとうばな)」と同じ意味を持っています。
昔の鯉のぼりの柱は、上に常緑の葉を残して、幹の皮をはいだヒノキや杉でした。
そして五色の吹き流しは、「続命縷(しょくめいる)」の五色の糸がもとになっています。
ちなみに、続命縷とは五色の糸で作られたくす玉のことで、これを腕につけて競馬(くらべうま)や流鏑馬(やぶさめ)を観戦したんだそうですよ。
お家に飾ろう!簡単即席なこいのぼりの作り方!
昨今の住宅事情を考えると、こいのぼりが自宅にないって家庭もずいぶんと増えたのではないでしょうか。
でも、小さな子がいる親なら「こどもの日」には、なにかしてあげたくなりますよね?
そんなあなたに使い捨て?程度の「簡単即席こいのぼり」の作り方をご紹介しましょう。
子供が小さければ、これでもじゅうぶん喜んでくれますよ^^ うちがそうでしたから。
動画では、この型紙がどこで手に入れたか書いていませんが、こちらの型紙になります。
印刷して作ってみてくださいね。
KIRIN 端午の節句かぶと飾りペーパークラフト こいのぼり
管理人は、だいたい2時間くらいで作れました。
・ポールと鯉のぼり
・ポールと土台
の2つの接続部分は補強した方が良いです。
うちはセロテープで補強しましたけど、裏に紙を貼って二重にしても良かったんじゃないかと思います。
さいごに
管理人が小さかった30~40年ほど前には、男の子がいる家庭の庭先には、5mは超すであろうポールを立てた、4、5連も続いた鯉のぼりをよく見かけたものでした。
飾った記憶がないですが、管理人の家にもありました。
今、そんなのを都心で見かけたら思わず写真撮っちゃうくらい希少になりましたけどね~!
「また見たいな~」なんてノスタルジーを感じつつ。
今度実家に帰ったら探してみたいと思います。
それでは。
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