♪ なぁつぅ~もぉちぃ~かづぅ~くはぁ~ちじゅ~ぅはぁ~ちぃや ♫
文部省唱歌の「茶摘み」という歌です。
皆さんもきっと小さい頃に歌ったことがあるのではないでしょうか?
管理人も子供の頃に歌いました^^
さて、2016年5月1日は八十八夜です。
GWまっただ中で遊びに忙しい時期かもしれませんが、たまにはゆっくりとした楽しい時間を過ごしてみませんか?
今回は、そんな八十八夜の過ごし方について書いてみました。
お茶のおいしい入れ方や手遊び歌を動画をまじえて紹介しますね。
さらっとおさらい!八十八夜とは?
まずは、簡単に基本データについてさらっておきましょう。
八十八夜とは、立春から数えて88日目の日のことで、雑節(ざっせつ)のひとつです。
「夏も近づく八十八夜~」の歌の通り、「立夏」を数日後に控えています。
立夏とは夏が始まる日のことで、この日から立秋の前日までが暦上は夏とされますね。
この頃から霜がおりなくなるので、稲の種まきや茶つみを始める目安とされてきました。
さらに歌は「野にも山にも若葉がしげる~」と続きますが、新緑が芽吹く、新茶が美味しい季節です。
八十八夜に摘んだ新茶は「飲むと長生きする」と言われ、これを飲んで一年の無病息災を祈ります。
縁起の良い贈り物としても大変人気ですね。
さらに、この日に摘んだ新茶は苦み渋みが少なく、テアニンという旨味成分がたっぷりと含まれており、味も栄養も格別なんです。
お茶の名産地として有名な京都府宇治市などの茶畑では、着物姿に赤いたすきをかけた女性たちが、昔ながらのスタイルで茶摘みの実演をする風景が毎年恒例になっています。

宇治の茶つみ風景
八十八夜の楽しみ方
それでは、八十八夜の楽しみ方として、次の2つについて書いていきますね。
- 「茶摘み」手遊びのやり方
- 八十八夜のお茶の入れ方は?
順に詳しくみていきましょう!
1.「茶摘み」手遊びのやり方
文部省唱歌「茶摘み」には、昔ながらの手遊びがあります。
最近の世代で知っている人は少ないのではないでしょうか?
やり方は、二人で向き合って手拍子し、一拍ごとに片手を合わせ、ワンフレーズごとに両手を合わせて楽しみます。
詳しくは、実際にやってみせてくれている動画を見つけましたので、こちらで確認すれば一目瞭然ですね。
せっせっせーのよいよいよい
夏も近づく八十八夜(トントン)
野にも山にも若葉が繁る(トントン)
あれに見えるは茶摘みじゃないか(トントン)
あかねだすきに菅(すげ)の笠
子どもと親子でやるのも楽しいと思いますよ~!
「トントン」がかわいくてほのぼのすること間違いなしですね (*´ω`*)
八十八夜のお茶の入れ方は?
日本茶には煎茶、ほうじ茶、玄米茶、玉露、抹茶などがあります。
その中でも一般的なものが煎茶ですね。
最近の若い世代は、急須を使う機会がめっきり減ってきていますよね。
でも、お客様に対応する機会があってもあわてないように、この機会においしいお茶の入れ方をおぼえてしまいましょう♪
下の動画は、高級煎茶の入れ方を紹介した動画ですが、おいしく入れる王道の入れ方となっていて大変参考になりますよ。
■動画の概要(高級煎茶の入れ方)
1.湯のみに湯冷ましした人数分のお湯を入れる(0:27)
2.急須に茶葉を入れる(0:48)
3.湯のみに入っている湯冷まししたお湯を急須に入れる(1:08)
4.急須のふたをして、およそ40秒ほど待つ(1:28)
5.味が均一になるように、それぞれの湯のみに少しずつそそいでいく。(2:00)
■お茶を入れる際の注意点
- 湯のみに入れるお湯は、80度くらいの少し冷めたお湯を使います。
沸かした熱湯を湯のみに注ぎ、80度くらいになるまで冷ますと良いです。 - 急須にお湯が残っていると二番茶からおいしくなくなるので、最後の一滴まで注ぎきりましょう!
- 動画では茶葉の量は自身の好きな量でと解説していますが、一般的な目安は一人あたり茶さじ1杯、または小さじ2杯程度だと言われています。
- 新茶は旨味が早く出るので、急須で待つ時間は30~40秒ほどにしましょう!
■二煎目(二番茶)のおいしい戴き方
- 一煎目を入れたら急須のふたを開けて熱を逃す。ふたをしたままだと、中の茶葉が蒸れすぎて二煎目のおいしさが半減してしまう。
- 二煎目ではすでに茶葉が開いているので、お湯を入れたら10秒ほどで渋みもなくおいしくいただける。
さいごに
先にも書きましたが、八十八夜は数日後には立夏を迎え、夏じたくを始める吉日とされます。
なので、当日は夏に向けてまずは帽子からでも用意を始めてみるのも良いかもしれませんね。
今回の記事で、ぜひ落ち着いた楽しい八十八夜を過ごしてくださいね。
それでは。
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