小満と七十二候!(蚕起桑食・紅花栄・麦秋至) 2016年はいつ?どんな季節なの?

小満は、七十二候で言えば<蚕起桑食・紅花栄・麦秋至>の3つの時期にあたります。

この記事では、2016年の小満と七十二候「蚕起桑食・紅花栄・麦秋至」がいつ?なのかと、それぞれの意味について詳しく解説していきます。

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小満!2016年はいつ?どんな季節なの?

小満(しょうまん)は二十四節気の8番目にあたり、例年5月21日頃になります。

2016年の小満は5月20日です。

「小満」は、「陽気が良くなり、万物が満ち足りて草木の枝葉が大きく茂る」という意味を持ちます。

この頃は、黄緑色だった草木が濃い緑色に変わり、勢いよく茂ってくる頃です。

春から夏へと移り変わる季節の中で、あちらこちらから湧き上がる命のエネルギーを感じ、人間も元気づけられます。

また、この時期の気候は、汗ばむような暑い日になることもあれば、本格的な梅雨を予感させる「走り梅雨」も現れる頃です。

麦は収穫期を迎え、カイコは食欲旺盛になり、むしゃむしゃと音を立てて桑の葉を食べます。

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小満の七十二候とは?2016年はいつ?どんな季節なの?

それでは、小満の七十二候3つと2016年はいつなのかご紹介します。

2016年5月20日 初候:蚕起桑食(かいこおきてくわをはむ)
蚕が盛んに桑を食べ始める
2016年5月26日 次候:紅花栄(べにばなさく)
紅花が盛んに咲く
2016年5月31日 末候:麦秋至(むぎのときいたる)
麦が熟して収穫期を迎える

それぞれの七十二候がどんな意味があるのか、さらに詳しく見ていきましょう。

蚕起きて桑を食む(かいこおきてくわをはむ)

例年、蚕起桑食の時期はは5月21日~5月25日頃です。

この時期は、蚕が活発に桑の葉を食べてぐんぐん育つので、この名前がついています。

ある程度育ったら静かに糸をはいて真っ白な繭を作ります。

蚕(かいこ)は、正式和名を「カイコガ」という蛾の仲間です。

繭をほおっておくと、2週間くらいで真っ白な蛾が羽化してきます。

気持ちが良いほどの食欲で、食べる様を見ていると、桑をどんどんあげたくなってしまいますよ。

紅花栄く(べにばなさく)

例年、紅花栄の時期はは5月26日~5月30日頃です。

紅花が盛んに花を咲かせる頃なので、この名前がついています。

薊(あざみ)と似た作りの紅花は、始めは山吹色の花をつけますが、しだいに赤みを帯びて色はさえざえとしてきます。

葉のふちに鋭い刺があって、どんなに気をつけていても「チクッ」と刺さってしまうので、花摘みは朝露で刺がやわらかくなっている時間帯に行われているようです。

苔炭

草木も気づかない間にうっそうとしてくる頃です。

梅雨入り近くの季節らしく空気も湿り気を帯びていて、苔がとても美しくなる頃です。

ちょっと日陰になって湿り気があるところでは心地よいビロード状の苔が見つかります。

水を含ませた炭を立ててその上に苔をのせれば、色のコンストラストも映えて素敵なしつらいになります。

麦の秋至る(むぎのときいたる)

例年、麦秋至の時期はは5月31日~6月4日頃です。

麦が収穫の時期を迎えるので、この名前がついています。

麦の芽、麦踏み、青麦の時期を通りすぎた頃、季節はまだ初夏ですが、麦にとっては実りの秋です。

「秋」という言葉が、麦になりかわり、季節を捉えています。

いよいよ梅雨に入る頃で、季節の大きな変わり目です。

季節をもう一度後戻りするようなこの時期独自の感覚がする期間です。

さいごに

この頃は、グレーの空の影響もあり、気持ちを静かに落ち着かせるのに向いています。

ここまでどんどん前に進めていた事柄も、一旦立ち止まって、今までのことを整理したりまとめてみると良いですよ。

それでは。

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