大暑は、七十二候で言えば<桐始結花・土潤溽暑・大雨時行>の3つの時期にあたります。
この記事では、2016年の大暑と七十二候「桐始結花・土潤溽暑・大雨時行」がいつ?なのかと、それぞれの意味や特徴について詳しく解説していきます。
大暑!2016年はいつ?どんな季節なの?
大暑(たいしょ)は二十四節気の12番目にあたり、例年7月23日頃になります。
2016年の大暑は7月22日です。
1年でもっとも暑さが厳しい頃です。
じりじりとした太陽の日差しは強く、真夏日と熱帯夜が連日続きます。
もくもくとした入道雲が青空に浮かび、ときどき激しい雨が雷鳴を轟かせながら降り注ぎます。
蝉の声があちらこちらで響き渡り、海や川の水辺での遊びはひときわ楽しいころです。
この頃は、酷暑に負けないための暑気払いがいろいろとあります。
打ち水や風鈴、緑のカーテンなど、五感を使う暑気払いを上手に取り入れて過ごしましょう。
この暑さを乗り切るために、土用の丑の日にうなぎを食べる習慣もあります。
大暑の七十二候とは?2016年はいつ?どんな季節なの?
それでは、大暑の七十二候3つと2016年はいつなのかご紹介します。
桐の実がなり始める
2016年7月28日 次候:土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)
土が湿って蒸し暑くなる
2016年8月2日 末候:大雨時行(たいうときどきふる)
時として大雨が降る
それぞれの七十二候がどんな意味があるのか、さらに詳しく見ていきましょう。
桐始めて花を結ぶ(きりはじめてはなをむすぶ)
例年、桐始結花の時期は7月22日~7月27日頃です。
5月頃に咲いていた桐の木の花が結実して卵形の固い実をならせることから、この名前がついています。
その横には翌年に開く予定のつぼみがもう枝にできています。
このため、実付きの枝は縁起物として飾るとよいとされています。
そろそろ梅雨も明けて、夏真っ盛りへと一気に突入します。
梅雨明け早々に、容赦なくすべてを焦がすような日差しが照りつけます。
大地と大気に含まれた水分が熱せられるため、関東ではこの時期、まるで蒸し風呂のようになります。
土潤いて溽し暑し(つちうるおうてむしあつし)
例年、土潤溽暑の時期はは7月28日~8月1日頃です。
大暑に入って暑さはピークを迎えています。
外に出ると吸い込む空気も肌に触れる風も何もかもが熱くて、息苦しいほどです。
春には初々しかった木や草もすっかり緑を濃くして、たくましい顔をしています。
各地では花火大会など夏らしい催し物が賑やかで、日が落ちるのもゆっくりになり、気持ちは外へ外へと向かう頃です。
大雨時行る(たいうときどきふる)
例年、大雨時行の時期はは8月2日~8月6日頃です。
入道雲がもくもくと出て、雷が鳴り、地面に叩きつけるような土砂降りの雨、夕立が増えます。
この頃の雷は強く激しくて恐ろしいほどです。
広い広い空中にその稲妻を光らせて遠くまで大きな音を鳴り響かせる雷。
台風もそうですが、このスケールの大きいダイナミックな気象現象は、人間がいくら進歩しても敵わないものがあるということを思い出させ、謙虚な気持ちにさせられますね。
さいごに
上の方で、「五感を使う暑気払いを上手に取り入れて過ごしましょう。」なんて書きましたが、私は熱帯夜の時はクーラー無しでは寝られません。
都会のマンションで熱がこもりやすいのもあるのでしょうが、もはや窓を開けるのがいやなんですよね。
すっかり、風流とかけ離れた生活を送るようになってしまいましたが、ときには「満点の星空を眺めながら・・・」なんてことが、いつかできることを願いつつ。
それではまた。
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