「幼児って将棋をおぼえられるの??」
漢字も読めない子供が、
あんな「漢字だらけの将棋がわかるの?」って思いますよね。
結論を先に言えば、早い子だと幼稚園の年中から
将棋を始めている子もいます。
年長で上達して、大会では上のクラスで戦っている子も
ちらほらみかけます。
我が家では、5歳で将棋をおぼえました。
当時、7歳の長女が将棋を習っていたので、
その対戦相手になればと思って、次女に教えてみたのですが。
次女は、5歳で将棋大会に出場するまでおぼえる事ができましたので、
今回は、そのとき教えた方法をご紹介できればと思います。
また、将棋が頭に及ぼす影響についても先日知る機会が
ありましたので、併せてご紹介できればと思います。
この情報がお役に立てば幸いです♪
将棋で頭がよくなる?
その昔、百マス計算で一世を風靡した陰山英男さんが
将棋が脳に及ぼす良い影響について、次のように述べていました。
「将棋はイメージ力を鍛える道具である」
と。
イメージ力とは、イメージ化する能力の事だそうです。
見たものを写真のように覚えたり、思い浮かべたりできる能力です。
イメージ力を鍛えると、言葉など文字で理解するのではなく、
写真のような画像で理解する感覚になります。
この力があると、
瞬時に物事を理解したり説明できるようになるんですね。
つまり、頭の回転が早くなるという事です。
詰め将棋なんかやってみると分かりますが、
ほんとイメージ力を鍛えている感覚があります。
あれは嫌う子供も多いですが、やっていると楽になってきますし、
脳のトレーニングに効果的だと思います。
また、このほかにも将棋をやると、以下の効果があると述べています。
- 集中力がつく
- がまん強さを身に付ける
- 論理性を養う
これだけ効果があると言われると、
我ながら将棋をやらせて正解だったなと思います(*^.^*)
私が、長女に将棋を習わせようと思ったきっかけは、
神経衰弱やオセロなどのゲームが、人一倍負けず嫌いで
強かったからです。
この子は頭を使うゲームが向いているのでは?
と思ったのがきっかけでした。
将棋をやらせているからかは分かりませんが、
長女は、実際に模試などの成績も良いです。
将棋をやらせていて思うことは、
将棋を1日3~4時間集中してやる事もあるので、
それが、脳を鍛え、集中力を上げているのだと思います。
その日々の習慣が、勉強に役立っている印象はあります。
将棋と学歴の相関関係
灘、麻布、開成・・・ 高学歴の学校は、将棋部も強いですよね。
また、大卒のプロ棋士は、早稲田出身が一番多いそうです。
早くからプロ棋士になり、大学に行かなかった人も多いですが、
大学受験の勉強をすれば、将棋をやっていた人は勉強が得意と言えそうです。
ですが、1つ注意も必要です。
前述の陰山さんが述べていたことですが、
つまり、将棋をやるだけでは学校の成績は上がらず、
勉強の理解を助けるだけだという事ですね。
なので、成績を上げようと思えば、勉強をやる事が前提だと思います。
強くなる将棋のおぼえ方は?
ここまで読まれた方は
「うちの子にも将棋をおぼえさせたい」
と思われている事と思います。
小学生であれば文字が読めるので、良本を読んで指していれば、
その辺で遊んで指してる子より、あっという間に強くなるはずです。
たとえば、
- やさしいこども将棋入門
- こども将棋 強くなる指し方入門
の2冊は、漢字すべてにふりがなが振ってあり、
小学校低学年の子でも読みやすくておすすめです。
ルールもおぼえられますし、内容も大人の初心者が
読んでも参考になる本格的なものですよ♪
しかし、問題は
本が読めない幼児から始めさせたいときは??
って事ですよね^^
次に、うちの次女が5歳で将棋をおぼえた方法をご紹介します。
5歳で将棋を指せるるようにするには?
基本的に、自分で本を読んでおぼえる事ができませんので、
うちでは、以下の方法をとりました。
- 親が将棋についてのルールを教える。
※必要ならば、どうぶつ将棋でまず戦略ゲームについて興味を持たせるのも良いかもです。どうぶつ将棋については下の記事を参照してくださいね。
- 公文の将棋盤など、矢印が付いている将棋盤で進み方に慣れながら将棋を指す。
- 駒の成り方、進み方など、基本的なことに慣れたら1手詰めから詰め将棋を教えていく。
※とにかく文字が読めるようになるまでは、詰め将棋を解かせるだけでも、ずいぶん強くなります。
- さらに強くしたければ、文字が読めるようになるまでは、親が上であげた本を参考に定跡を教える。
どうぶつ将棋とは?
女流棋士の北尾まどかさんと藤田麻衣子さんが中心となって考案した、将棋を馴染みやすく簡単にしたゲームです。
将棋は9X9のマス目を使いますが、どうぶつ将棋では3X4しかありません。
また、駒も将棋は8種類ありますが、どうぶつ将棋では、かわいい動物の駒4種類しか使いません。
先ほど、「簡単にした」と書きましたが、やってみると意外に奥が深く、大人がやってもハマれるのが人気のようですよ^^
上のことをやるだけで、その辺りで遊んで指してる子よりは
強くなると思います。
うちの次女は、小1の現在まで約1年間将棋から離れていましたが、
この前、学校の将棋行事で小6の子に勝ったって喜んでました^^
あとは、可能であれば、
将棋教室に通えば幼稚園時代からでも強くなると思います。
大会で、とても強い幼稚園の子(5級以上?) も、ちらほら見かけます。
ただ、1点注意して欲しい事があります。
それは、あまり無理にやらせない事です。
特に詰め将棋は、最初はとても難しいです。
慣れてくれば、大人が驚くようなスピードで、
できるようになる瞬間があります。
しかし、最初から飛ばしすぎると、うちの次女みたいに
嫌になってしばらくやらなくなる可能性もでてきます。
7歳の長女と将棋を指していました。
そして、強くなりたいと1手詰めまでは頑張りましたが、
3手詰め辺りから、あまりに分からないので嫌になってしまいました。
その後、それから1年くらいは将棋をまったく指さなくなりました。
7歳になった最近になって、またやり始めましたので、
今度は対局を楽しませながら、やらせたいと思っています。
今は、また打倒おねえちゃん!で楽しんでやってます^^
最後に
将棋が頭に与える影響と5歳でおぼえる方法を
順にご紹介しましたが、いかがでしょうか。
早く将棋をおぼえれば、それだけ上達する年も早くなり、
大会などで有利になる事も多くなるかと思います。
しかし、無理してやらせると、うちの次女みたいに
やらなくなったりしますので、注意したいですね。
(って、自分に向かって言ってます^^;)
これから将棋をおぼえさせようと思うお父さんお母さんは、
ぜひ参考にしてみてくださいね。
それでは。
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