中学受験!親が知るべき10の心得!前編

先日参加しました、某大手進学塾で聞いた話を分かりやすくまとめました。

プロが話すリアルな話です!親として知っておくべき心構えが詰まってますよ♪

分量が多いので、前編・後編に分けてお話しますね~!

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中学受験!親が知るべき10のこと!前編

このページでは、前編としまして1~5番目について書いています。
気になるところから読んでみてくださいね~!!

○前編の内容(このページ)

  1. 中学受験は親子の共同作業である
  2. 受験は長期戦!小学3年生からどう取り組む?
  3. 「芽が出る時期」は子供により大きく異なる
  4. 受験に直結しない習い事でも、むやみに取り上げない!
  5. 志望校の決め方!高めの設定が成長につながる!

○後編の内容

  1. 子ども自身に、中学受験への夢を持たせろ!
  2. 『成功体験』と『失敗体験』その両方があるから成長できると心得よ!
  3. 偏らない学習を!基礎力・暗記力・応用力のバランスを意識せよ!
  4. 『バランス』が崩れることで成長できることもある!
  5. 中学受験は通過点!先を見据えた学力と人間力を育てよう!

1.中学受験は親子の共同作業である

~中学受験における親の役割とは?~

中学受験において、親は支援する存在ではなく、子供と一緒に受験する当事者であるという意識が大切です。当事者である親が受験に参加せず、塾だけ・子供だけにまかせるのはリスクが大きいと思ってください。

一例ですが、次のようなことは、子供まかせにせず、親が積極的に介入すべきです。

  • 座る姿勢
  • 忘れ物
  • 時間の管理

座る姿勢は、塾でなおしても家で姿勢が悪いとなおりません。姿勢は集中力に影響します。普段の生活から良い姿勢を心がけましょう。

毎回毎回、忘れ物をする子がいますが、これは本人ができるようになるまで、家でチェックしてあげてください。また、時間の管理は、まだ小学生には難しいので、親も一緒になって管理してほしいと思います。

このように、中学受験は親子で取り組むものだという自覚が必要です。

ただし、ひとつ注意もあります。

それは、親が前面に出てきて、子供が後ろから付いてくるということ。親は当事者であっても、主人公ではないという自覚も必要ですね。

2.受験は長期戦!小学3年生からどう取り組む?

難関校を目指す場合、小学4年生から本格的なカリキュラムが始まります。でも、実はその前から対策をすすめる必要があるんです。

というのも、最近の難関校は知識があれば解けるようなパターン化した問題は減ってきて、思考力を試すような問題がどんどん増えてきているからなんです。

なので、難関校に受かるためには、なるべく早い段階でパターン化した学習を一通り終え、その上で、総合演習として思考力を鍛える問題により多くの時間を充てる事が大切になってきます。

一方、小学4年生以降は覚える事も増え、先生から習ったとおりにやる、丸暗記という作業も多くなってきます。

ゆえに、思考力を鍛える時間は減るので、小学3年生の内に思考力を鍛えることをしておきたいですね。

この時期に思考力を鍛えた子供は、小学6年生になって伸びるというデータがあるんですよ。

大切なのは反復学習と土台作りのバランス!

①反復学習(詰め込み学習)

勉強したところを覚えるまで何回も学習するのは即効性があり、必要なときもあります。しかし、時には難関校合格の弊害になることも!

詰め込んでいけば、みるみる成績は上がっていくんですが、こればかりでは、子供の成長にプラスなのかは疑問が残ります。

②土台作り(学習力・思考力)

足腰を鍛えたほうが後で伸びる。本当に必要なことっていうのは時間がかかって、やってもやっても成果が出ないんです。

焦らない・急がない・慌てないの精神で。

できれば、反復学習が本格的になりだす4年生の前に、3年生の内から取り組んでおきたい所です。

このバランスは、子供によって異なります。お子さんに応じて必要なバランスを保つことが大切だと覚えておいてくださいね。

3.「芽が出る時期」は子供により大きく異なる

中学入試の受験者層は、高校入試と比べて偏差値が相当高いです。8人に1人しか受験しない事を考えると、基本的に中学入試を目指してきた子しか受けないと思って良いです。

そして、この受験を経験した子っていうのは、それだけで、相当偏差値が高いところにいる事が多いです。例えば、中学入試の時の偏差値が40ちょっとだった子が、高校入試の時には60を超えるなんてのは、本当によくある話。

理由としては、受験をしていない子より先に勉強を始めたからというのがありますが、それ以上に、勉強に適正年齢が存在するという理由があげられます。

スポーツや芸術に適正年齢があるように、勉強にも適正年齢があるんですね。

例えば、語学なんかは分かりやすい例です。小さい頃は吸収しやすいけれど、大人になるとなかなか吸収できないとか。

あとは、言葉のセンスや、立体のイメージなんかもそうですね。6年生で立体図形ができない子供は、イメージが沸かないので教えてもなかなかできるようにならないんです。

こういうものは、小学3年生とか4年生のうちにやっておかないと、この後が相当厳しくなってしまうんですよ。

なので、適切な時期にやっておくのは有利ですよという事です。ただ、個人差があって、子供によって吸収する時期や伸びしろは異なります。

~伸び方は、S字曲線が受験まで連続する~

受験勉強を始めると、最初は一気に成績が上がるものです。しかし、しばらくすると停滞し始める時期が必ずあります。

それで、停滞している時期にあせってしまう事が多い。当然ですよね。やってもやっても成果が出ないのは本当につらいです。

朝顔の例

例えば、みんなで一斉に朝顔の種を植えたとする。しばらくすると、周りの子の朝顔は花が咲き始めるが自分のは一向に咲かない。

そうなるとあせって、

  • 必死に水をやってみたり
  • 肥料を増やしてみたり
  • どうなってんだって、掘り起こしてみたり・・・

結構、これと同じような事が勉強でもあって、きちんと勉強しているにもかかわらず、ちょっと停滞の時期があると、色々と手を出してしまう。

または、正しい事を続けているはずなのに、全然成績が上がらない。そうすると、あせって急に詰め込みをしてみたり。

・・・不安になりますよね。

しかし、正しい事をきちんと続けていれば、子供によって時期は違いますが、 いずれ成績は必ず上がります!これをきちんと待てるかどうかというのが非常に大事なんです。

詰め込みをした瞬間はスっと成績も上がったりするんですが、それは実力ではないんです。力が上がっていくというのは、当然時間がかかる。

水面があって、水面下(見えないところ)で上がってきているが、水面から出るまでは、上がっている事に気付かない。

それが成績ですよと。

ただ、それが分かってても、それを待ち続けるのは非常に精神力が必要ですよね。

なので、

親が「その精神力を持っているのか」
子へ「その精神力を持たせているのか」

というのが受験では重要になってきます。

また、ここではS字曲線を描くとしていますが、子供によっては、最後の最後にグンと上がる子もいる。そんなに多いパターンではないですが。

見えないけれども、やったものは蓄積されていってますよ。おっ!やった!上がってきた!って所で停滞して、下手するとちょっとさがったりする。
基本的には、これの繰り返しだという認識を持ちましょう。

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4.受験に直結しない習い事でも、むやみに取り上げない!

習い事をする事で、

  • 基礎を徹底する力
  • 高い目標に向かって努力する力
  • 「負け」「失敗」を乗り越える力

が身に付いていきます。

だから、勉強以外のこういった事も大事なんですよ。

一番よくないのは、習い事で何級取るなど目標があったにもかかわらず、「勉強しなきゃいけないから」といって、中途半端にやめてしまうこと。

途中下車しちゃうと、悶々としたものが子供の中に残ります。

基本的には子供って、今やっている事はこのまま続けたいと思うんですね。だから、やめろって言われても、「やだ!」って言うんです。普通は。

なので、そこで途中で梯子を外しちゃったりすると、せっかくの成功体験を失っちゃいます。

中学生なんかでも部活一生懸命頑張ってたりすると、中3最後ですごい伸びたりします。それも、部活でいろんなことを身に付けているからというのは言えるんじゃないかなと。

好奇心を育てる、もっと色んなことを知りたいっていう心を育てる。こういう事は、習い事でもできるんじゃないかという事ですね。

そうは言っても、時間は一定しかないので、何かをやろうと思ったら何かをあきらめなきゃならないっていうのも事実です。

じゃあ、どうするかって事ですが、小4の場合、家庭での勉強時間は一週間で8時間くらいすれば良いです。

まあ、1日1時間ちょっとって事になりますね。その範囲内で収めれば、習い事も十分両立するんですね。

にもかかわらず、習い事もやめて、全部勉強に充ててしまう子が結構いるんです。小4の内にそんなに勉強漬けにしちゃったら、小6までもつわけがありません。

当然、小4の勉強より小6の勉強の方が2~3倍かかりますからね。

そうすると、今度は寝る時間を削らないと間に合わない、勉強終わらないって状況になります。

なので、小4のうちは習い事をしながらでも勉強が回るような能力を付けていく必要があります。

5.志望校の決め方!高めの設定が成長につながる!

高めに設定しておくと自身の平均より高い偏差値の学校に受かりやすくなります。

きちんと目標を持って勉強すれば、こういう事が可能です。

逆に言うと、適当に「今の成績で受かる学校を受ければ良いや」って思っていると、そんなに伸びないし、その学校さえも危ないですよと。

楽天の社長である三木谷さんはこう言ってます。

「月に行こうという目標があったから、アポロは月に行けた。飛行機を改良した結果、月に行けたわけではない。」

目標がとても大事だって事ですね。

また、目標っていうのは、時期によって変化していきます。低学年の内は、基本的に大人を見てます。

お母さんにほめられたいとか、先生にほめられたいとか、目上の人にほめてもらうっていうのが、目標なんですね。

まあ、そんな中学に受かりたいとか考えないと思うんです。

それが、だんだん学年が上がるにつれて、お母さんにほめられたいじゃなくて、ライバルに勝ちたいとかそういう価値基準に変わってくるんです。

なので、ここら辺の目標っていうのを上手く設定してあげると良いですね。

ここまでで前半終了です!

これで前編は終了です。
いかがでしたでしょうか^^

つぎは、後編としまして、6~10についてお話しますね♪
お楽しみに~!

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